父と癌 

がんになった父の闘病生活の記録です

1.頑丈な父

私のお父さんは絵に描いたような健康な父でした。大きな病気もなく、食事制限もなく記憶がある頃からどの父を思い出しても”元気”それ以外ありませんでした。

 

言い出したら聞かない父で、サラリーマンだった父は急に脱サラし土木関係の自営を始めるなどいつも驚かされる行動をする。

 

趣味は車にバイク。

バイクはメカニック関係はお手の物。私の記憶がないほど小さい頃から休みの日はレース場で過ごすことが多かった。

身体が大きかった父はバイクに乗ると重量オーバー。乗るよりも整備しレースに関わっていた。

車は旧車が愛車。

タバコ、お酒は飲むが他に父の趣味を聞かれれば、あと思い浮かぶのは”矢沢永吉”だろうか。

ずっとバレーボールをしていたのでママさんバレーの監督をしていた父にくっついてよく練習に行っていた。

いつからだろうか・・・・

 

”今日は体調悪いでちょっとやめとくわ”

 

そんな父のフレーズが多くなったのは。

食べ過ぎか。あ、そうなんや・程度でしか最初は家族は思わなかった。