3.夜間診療所へ、そして総合病院へ
父の身体の異変は父自身は随分前から症状があったようですが、家族にも隠しきれないほどの痛みについに父は夜間診療所へと行きました。
2007年11月24日
高熱、そして腹部が腫れ上がり眠ることすらできず、やっと医者に見てもらう決心をしました。
腸閉塞の可能性があるとのことで、救急指定の総合病院へと移動。
採血・問診・診察・検査・診断・・・消化器内科に入院となりました。
レントゲンなど検査をしたくても身体中にガスが充満し、レントゲンは真っ白の状態。
検査もままならぬ状態で、鼻からチューブをいれ、お腹に溜まった残留物を機械で抜き始める。
これと同時に父は絶飲食となる。
食べれないなんて!!なんて思うのかと思ったら、父は今までに見たことないほど弱っていて、息をするのすら辛いのか、母と私が話す話し声さえも”うるさい!”と怒るほどだった。
二週間ほどかけてチューブから残留物を取り除く。
パンパンに膨れ上がっていた父のお腹は久しぶりにぺったんこになっていた。
熱は微熱のまま。
症状が落ち着き、やっと検査ができるようになりました。
内視鏡検査を行う。
胃、十二指腸・食堂、軽い胃潰瘍はあったが、異常なし。
午後からは大腸の内視鏡検査となる。
直腸の部分でいきなり障害物があり内視鏡が立ち往生する。
医学には全く無知の父でもわかる。
”腫瘍”
自分の体調の悪さ、痛み、”腫瘍”
父はこの時、ある言葉を思い浮かべていたそうだ。
”5年前にがん保険・・・解約してしもたな・・・”